タスポ効果


 こんにちは


 会社の近所で長らく、たばこの自動販売機を置いていた所が、すべての販売機を撤去しました。
 以前は対面で売っていたのが自販機に変わり、ジュースなどの自販機も含めて7〜8台くらい並んでいたところです。
 「○○たばこセンター」と書いてあり、いつも路駐している車があり、迷惑でしたけど(^−^;
 おそらくタスポ効果でしょうか?先週その前を通ると、たばこの看板を始め、すべての自販機が無くなっていたのです。
 今期決算で、タスポ効果により軒並み増益となったコンビニが大多数を占め、自販機でたばこを買わなくなったことによる影響でしょうね。
 ばんぺいくんの工場の中にある「たばこの自販機」も、以前より陳列の空きが目立ってきました。
 これを機会にたばこをやめる人もいたのでしょうが、タスポによる買い控えもかなり起こっているのですね。
 いったい何が購買意欲の盛衰に繋がるのか分かりません。


 昨今の「マンション不況」「医療問題」「タスポ効果」「高速道路1000円」など、官主導のものが多いことも特徴か?
 そういえば「クールビズ」「ウォームビズ」も官主導ですね。
 官から民へと言っていた「コイズミ」でしたが、あの辺から逆に「民」→「官」へ動いているような気がします。
 日本を代表する大企業は、以前は日本国内を相手にしていたため、日本の購買意欲を盛り上げるために絶え間ない努力をしていたような気がしますが、今はグローバリズムの影響で、世界に売れる物を作り、国内はおざなりとはいいませんが、一歩下がった冷めた目で見ているようです。
 
 
 代表的なのはプリウスでしょう。
 従来日本では、欧米では根強い人気のセダン型「5ドア」を売れませんでした。
 日本で日産のプリメーラが人気の頃、欧米で売れていた5ドアはさっぱりだったのです。
 しかし、その日本では流行らなかったセダン型「5ドア」のプリメーラが売れているという事実。
 日本の消費者の意識が変わったのでしょうか?
 消費者はセダン型5ドアが欲しいのではなく、ハイブリッド車が欲しいのです。
 ところが、ハイブリッド車で最安値の車はプリウスインサイトしか無い。
 しかたがないのでそれを買うと。


 そんな消費者の動向というか、欧米での売り上げが激変していた影響なのか、ホンダは主力車のフィットハイブリッド仕様を投入します。
 これが国内回帰なのか、ここからホンダ起死回生の手がかりをつかみたいのか・・・
 ただし、予定では来年秋と気の長い話です(^−^;
 それまでは既存のものを売りたいのでしょうが。