こんにちは


  旧ミドリ十字社と旧厚生省によるC型肝炎ウイルス薬害事件が世の中を騒がしています。
  薬害エイズ事件と同じく、官と民による癒着構造が生み出した悲劇ですが、被害者はC型肝炎の方がはるかに多いそうです。
  薬害も失策でしたが、それよりもはるかに失策なのが

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071028-00000001-yom-soci

「授業減らしすぎた」中教審が異例の反省

10月28日10時21分配信 読売新聞

 次の学習指導要領を審議している中央教育審議会文部科学相の諮問機関)が、近く公表する中間報告「審議のまとめ」の中で、現行の指導要領による「ゆとり教育」が行き詰まった原因を分析し、「授業時間を減らしすぎた」などと反省点を列挙することがわかった。

 中教審はすでに、小中学校での授業時間増など「脱ゆとり」の方針を決めているが、反省の姿勢を明確に打ち出すのは初めて。中教審自己批判するのは極めて異例だが、反省点を具体的に示さなければ、方針転換の理由が学校現場に伝わらないと判断した。

 
  世の中の労働者が「週休2日制」に移行する中で、教師の週休2日制を実現しようと動いたのが根っこにあるようです。
  たしかに、教師も労働者ですので、週休2日制でもいいと思います。
  しかし、授業時間を減らす前に、短い時間でも「質の高い授業」が出来るように、教師を再教育しなかった責任は非常に重大です。
  この結果1999年〜2008年という10年間教育を受けた児童は、いわば「国策による教育格差」を押しつけられた存在になってしまいました。
  当初から授業時間を減らせば教育水準が下がるとは言われていた訳ですので、なぜ効率よく授業できなかったのか?
  教員免許の更新制も、未だ議論されていますが、すべての教師に対してもう一度効率の良い授業の進め方はもちろん、ついて行けない生徒は「補習」をさせる専門の教師の配置などを含めて予算を組んでいただきたいモノです。
  こういったお金には、国民も納得すると思うのですけどね。