以前NHKの「その時歴史が動いた」でも取り上げられたので、広く知れ渡っていると思うのですが「小泉純一郎」政権と戦前の「浜口雄幸」政権との類似性のことです。
 J_Coffeeさんのコラムでも金解禁物語という題目で2001年に発表されていますが、このときは「竹中平蔵」と、当時の蔵相「井上準之助」との比較ですが、その中で金解禁について

浜口首相は、自身満々、1月21日、衆議院を解散して、国民に信を問います。
浜口内閣(民政党)は、圧倒的な支持を受け、273議席を獲得します。反対派の政友会は、完膚なき敗北で、わずか174議席に落ち込みます。

 ・・・恐ろしいくらいに今回の選挙結果と類似しています。
 当時も不況の嵐で金解禁が不況脱出の切り札と思いこんでいたらしいのですが、失敗して不況をさらに悪化した経緯があります。
 さて、現在の日本といえば金融政策の失敗から不況を作り出して、国民の目を「郵政一本」へ振り向けることにより批判を回避したように思われます。
 (別に荒井さんの本で感化された訳ではありません。この人の主張は7割賛同できませんので(^−^;)
 この後、何が起こったかについては金解禁物語をお読みくださることとして、さらにhttp://www.geocities.jp/showahistory/history01.htmlの中の昭和4年〜昭和5年の戦前探偵団の新聞見出し一覧を見ていただけると、当時の世相が分かってよろしいかと思います。