こんにちは。
 今日の日経平均株価は300円を超える下落を記録しました。
 下落幅は今年3番目の下げ幅だそうです。
 この原因の一端としてあげられるのが、今日ヘラクレス市場に上場したジェイコム株を舞台にした、誤発注騒動にあります。
 本日上場に際し売り出された株式は4000株。
 それに対し、60万株の売り注文が突然どこからか発生しました。
 当然株価はストップ安に陥りますが、すぐにその60万株は買われ最終的にはストップ高となりました。
 後にその売り注文は誤発注であることが判明して、市場は大混乱に陥ります。
 なぜなら 元々14000株しか無い株を、便宜上60万株も売っことになっているので、残り58万6000株を返さなくてはいけないからです。
 売ったときに現金を手にしている訳ですから、株が売った額より上がっていれば買い戻すためにはその差額分の損失が発生します。
 今日ジェイコム株の値幅は20万円でしたので、1株に付き20万円の損失が発生しています。
 ざっと計算しただけでも、今日だけで最大120000000000円の損失が発生しました。
 120000000000円・・・見づらいですね(^−^;
 1200億円になります。
 これは今日の株価での計算ですので、株価が上がればどんどん損失額は増えていくことになります。
 しかし、60万株のうち45万株は個人では無くGS証券が買った模様ですので、同じ証券会社と言うことで買った値段にいろを付ければ買い戻しが出来そうとのことです。
 このことが判明したのが17時頃でしたが、それまではどこが誤発注したのかが分からずに、損失をカバーするために保有している株を売り出すのでは?との観測が流れ、売りが売りを呼び今回の暴落に繋がりました。
  んで、この誤発注をしたのが「みずほ証券」ということろでした。
 当初は「ジェイコムショック」と呼ばれましたが、明日からは「みずほショック」と呼ばれることになるでしょう。
 みずほ証券はみずほFGですので倒産はないとは思いますが、問題は市場に及ぼした影響です。
 今日の300円の下げだけで10兆円ほどの時価総額が失われたといいます。
 おそらくたった1人の誤りが10兆円を吹き飛ばす。
 ・・・株って怖いですね。