LEIGH R9 Plus Joinery System

 こんにちは


 昨日、アメリカより荷物が届きました。
 

 ある意味、今回の目玉



 LEIGH R9 Plus Joinery Systemです。
 とはいえ、知らない人は全然知らないものですけど(^ー^;
 これは、ダブテールジグと呼ばれるもので、箱物などを作るさいに、蟻組みやあられ組などの加工をするものです。
 木工で使います。
 

 LEIGHというメーカーはこういうものを作る代表的なカナダの会社です。
 高品質なのですが、値段が非常に高いことでも有名です。
 しかし、このLEIGH R9 Plus Joinery SystemはLEIGHとしては思い切った価格でして、$149.99で売りだされました。
 LEIGHとしては破格のお値段です。
 
 もちろん裏はありまして、


 通常、$100クラスのダブテールジグでもテンプレートの他に専用の台が付属していますが、R9は自分で作るようになっています(^ー^;;;;
 涙ぐましいと言うか、投げやりなコストカット方法かも。
 少々残念な仕様ですけど、そのかわり、このR9はダブテール加工範囲が理論上無限大というチープさを補って余りあることができます。
 LEIGHのダブテールジグで最大のものは24インチです。
 つまり、一辺が約60センチの箱しか作れません(裏技で作れないこともないのでしょうが)
 しかし、R9は専用の台が無いため、自分で作った台の大きさまで加工することができます。
 映像を見たほうがわかりやすいかも。



 加工精度はLEIGHですのでお墨付き。
 あとは、自分で作る台の精度次第ですね。
 

 こういった廉価品を売り出すというのは、やはりアメリカの景気が悪いとこの象徴でしょう。
 LEIGHは今まで高品質高価格の商品を売っていましたが、それでは生き残れないと判断したのだと思います。
 モーティス・テノン(ホゾ穴・ホゾ)ジグでも、今年の夏に廉価品ジグを販売しているGeneral Toolからというものが$150弱で売りだされました。
 一時はAmazonでも売り切れが続くほどの人気でした。
 評価は・・・あまりよろしくありませんが、やはり趣味の世界である木工でも、不景気・デフレの風は吹いているようです。