フラッシュメモリ版i-pod

 こんにちは。
 各所で「フラッシュメモリ版i-pod」つまり「HDD」では無いバージョンですが、この「フラッシュメモリ版i-pod」がAppleから来年1月に発表されるのでは?という噂が飛び交っています。
 可能性としては無いとは言い切れませんが、出来れば「無い」方がAppleに取ってはよい方向と思うのですけどね。
 HDD版は値段が高く米国、欧州、日本以外には広まりにくいですが、単価が高いので「利ざや」が稼げます。
 つまり「売上高」としては減りますが「利益率」としては「フラッシュ版」よりは上でしょう。
 そんな「HDD版i-pod」と対抗してしまう「フラッシュメモリ版i-pod」をはたして出してくるでしょうか?
 個人的には「i-pod mini」ですら私は出すべきでは無かったと信じている人間です。
 明らかに「mini」のシェアは「無印」のシェアを喰っていると思います。
 このまま「フラッシュ版」を出せば「mini」のシェアすら喰ってしまうでしょう。
 しかし、c-netの記事を見ると「mp3プレイヤーのシェアはポータブルプレイヤーの10%にすぎない」ということが書いてありました。
 Appleはこの「10%以外」つまり「90%」のシェアを奪いたいつもりなのでしょうか?
 新聞の折り込み広告の電気屋、たとえば「ヤマダ」や「コジマ」の広告を見て頂くと「フラッシュメモリプレイヤー」が載っています。
 3年前に「フラッシュメモリプレイヤー」が流行しかけたことがありました。
 というより「mp3プレイヤー」で、CDのものもSONYや松下からも出ました。
 しかし「メモリ値段」が高くて、3万円くらいの値段で128MBがせいぜいで、下火になり、CDのほうは重い、でかいで廃りました。(CDウォークマンがMDウォークマンになったくらいだからmp3対応ポータブルCDプレイヤーが流行るはずがなかったのだが)
 今では、メモリ値段も劇的に下がりCD1枚弱の容量の512MBでも1万円前半で買えます。
 このことにより「CD10枚分」くらいのmp3ファイルは楽勝に入るでしょう。
 もしAppleが「フラッシュメモリ版」を出してくるなら「1G」からだとは思いますが、劇的に値下がりしている「フラッシュメモリ版mp3プレイヤー」に「Apple」が参戦すればブランド力の低下をもたらすばかりでは無く不良在庫を抱える恐れがあり、失敗する可能性が大と思っています。