くるま用BGM

 こんにちは
 ひさしぶりに・・・というか1年前から車で聞いているMP3-CDの中身を入れ替えました。
 今回で3回目となる入れ替えですが、今回ほど入れる曲に悩んだことは初めてでした。
 前の2回はそんなに深く考えずに、以前に聞いていてよかったなぁと思った物をを入れていましたが、今回はその「よかったなぁ」と思う曲が約2.5GBくらいになってしまいました。
 CDは約700MBしか入りませんので、3分の1以下に削る作業に1ヶ月くらい費やしたような気がします。
 なぜこれだけ「いいなぁ」と思うのが増えたかというと、原因は「i-pod」です。
 車のCDは700MBという限られた空間なので、アーティストにつき有名な曲や代表曲を1曲くらいしか入れられませんでしたし、CDを買うにも「1曲」目当てが多かったので、CDを買っても、レンタルで借りてきてもほとんど1〜2曲くらいしか聴きませんでした。
 しかし、i-podに曲を入れることになると「1曲づつ」では余ってしかたないですし、i-tuneから取り込むにしてもCD1枚を入れる方が面倒くさくなくてよかったので丸ごと入れました。
 そのi-podをランダム再生で聴いているうちに「あれこれいいね」「こんな曲持っていたかな?」と思う物がごろごろ出てきました。
 それを「メモ」しておいて(星付けるのは面倒くさい(^^;)その都度mp3にして取っておいたのが貯まって2.5GBになった次第です。
 このような中で一番の発見だったのが「FIFTH DIMENSION」の「If Together Lets Find Love」という曲です。
 「FIFTH DIMENSION」は60年代の終わりから70年代の初頭に活躍した「男女混声」のグループで、そのコーラスワークで人気を博しました。
  元々「FIFTH DIMENSION」は「Aquarius」という曲で有名で(Aquariusの後ろに別の曲がくっついててるけど私は無視です(^^;悪くはないけど落差が・・・)昔NHKで放映された「エドサリバンショー」にゲストとして唄ってたのを聴いていいなぁと思いベスト盤を購入しました。
 1回は通しで聴いたはずですが、ほとんど「Aquarius」しか聴かずにお蔵入りしたと思います。
 そんな中i-podでCD丸ごと取り込んでランダム再生していたらブラスの音が短く入り、その後張りつめたようなピアノの音、そして静かに歌に入り、そのまま静かに終わるかと思いきやソウルフルに歌い上げる・・・
 個人的には「Aquarius」より気に入ってしまい、今回車用CDに入れました。
 しかし、この曲は元々ライブ音源を元にしているせいか知名度が低く(私も知らなかったし(^^;)日本では「FIFTH DIMENSION=Aquarius」と固定されていますし、本国アメリカでは60年代70年代初頭のアーティストというと「シンガーソングライター」の時代という図式があるせいか、かつては「グラミー賞」まで獲得した「FIFTH DIMENSION」ですが、当時多かった「シンガーソングライター」の曲を取り上げて歌う(結果的に埋もれていたライター達を世の中に紹介する役割を果たした)グループでしたので、現在では評価はかなり低くなっています。
 当時爆発的に人気を博したのにもかかわらず、現在は著しく評価が低い同じようなグループに「Three Dog Night」や「Blood, Sweat and Tears(アルクーパー脱退後)」などなどがあります。
 どのグループも他人が作った曲をただ歌っていただけという評価を付けられてしまい、埋もれていっています。
 もちろん「If Together Lets Find Love」も彼らが作った曲ではありませんが、彼らが歌うからこそという気持ちはありますが・・・